とはいえわたしも自分の身体の弱さはよくよく知っているので、調子に乗って釣られタバコをしないように肝に銘じている。幸いこっちはニコレットが安い。だいたい日本の3分の1くらいの値段かな。100ピースで30ドルくらい(日本だと1ピースだいたい100円)。アマゾンなんかで頼めるのだが、「定期購入の勧め」みたいなのまである。ニコレットもいつかはやめなければという感覚がなくなる。
が、やはりそろそろニコレットもなんとかしなきゃな、と思うのはやはり口内炎が出来た時である。わたしはよくものを食べるとき勢いあまって口の中を噛んでしまうのだけれど、ニコレットを噛んでいると確実に口内炎がひどい。今も久々の口内炎に苦しめられているのだけれど、友人に愚痴ったら写真のKANKA(口内炎は英語でcanker soreというのでその音をとってキャンカという。小林製薬的なネーミングは万国共通なのだね)という薬を買ってきてくれた。蜂蜜みたいなテクスチャーの塗り薬なんだが、これがまぁ痛みを見事に殺す。塗った一瞬後には口の感覚がなくなる。治療効果はおそらくない。いやしかしほんとにアメリカっぽい薬である(アメリカ人は保険の関係で日本人より病院にいかないからというのもあるのだろうか、市販薬がけっこう強烈)。身体にいいわけはないのだが、それでも帰国の際には10本くらいは買って帰りたいものである。あーなにも感じない。そしてまたニコレットを噛み締めるのである。とほほ。