お金貯めて三日泊まるのが夏休み
週刊誌読んでやって来れば数珠繋ぎ
冷めたスープ放り投げるように飲まされて
二段ベッドでもあたいの夏休み
Summer Vacation  あたいのために
Summer Vacation  夏 翻れ

—中島みゆき「あたいの夏休み」

2010年7月23日金曜日

Travelers Checks

留学日記らしく、実用的なノートもつけておこうと思う

昨日、トラベラーズチェックというものを初めて買った
トラベラーズチェックというのはレートがいい上に手数料も1%から2%で
大抵の場合はキャッシュに換金するよりもお得らしい 
特に額が大きい場合、盗難時の再発行なども考えるとTCが最良だろう、とのこと

今回は留学、しかも3年から5年ということだから、当然持って行く額も大きい
それはもう大きくて、はっきりいってちびりそうなくらいだ 
でも、あちらに着いてそうそう車を買うことになるかもしれないし、
そんな場合にはクレジットヒストリーのない留学生のわたしは実弾に頼るしかない
仕方ないからアテントをまたにあてがって巨額のトラベラーズチェックを買うことにする
とにかくどうせ円高なのだからアメリカで口座を開いたら換金していれておけば吉
そうすればいつの日か貯金が1.2倍くらいになるかもしれない 
これはもしや外貨預金なのか 我ながら大人過ぎてついていけない

というわけで某ワールドカレンシーショップの向かいの銀行で
虎の子の●●まんえんをおろし、確実に変態的な足取りと目つきで横断歩道をわたり
外貨両替係のおねいさんにひそひそ声で●●ドルのトラベラーズチェックが欲しい旨を伝える
ちなみにクレジットヒストリーがないとあっちのクレジットカードが作れないので
少なくとも最初は買い物の多くを日本のカードで行うことになるため
日本の引き落とし口座にもある程度の額はちゃんと残しておかないといけないので注意
店頭店舗ではデビットも使えるがオンラインはほぼクレジットだから
やはりかなりの額をクレジットで買うことになる気がする

TCの場合もキャッシュ同様、何ドルのものを何枚買うかを決めなければいけないということで$500 $100 $50 を混ぜて総計●●ドルになるよう、申し込み用紙を書く
(US$のTCはたしかこの3種類だった気がする)
と、笑顔でおねいさんがわたしに差し出すのは、
アメックスのダビデっぽい男性の横顔の入ったおもちゃ銀行のお札のようなものの束
わたしの虎の子が一瞬でこんな人生ゲーム的な紙に化けるなんて、
と一瞬アテントがずれそうになったがすぐにリカバー 札の厚みに俄然金持ちな気になる

TCには2カ所サインする場所があり、上はオリジナルサイン、下はカウンターサインという
上にはTCを購入したらすぐにサインをする
(その場ですぐにサインをさせられるものと思っていたが、昨日はサインは家でといわれた)
そして実際に使う段になって、支払う相手の目の前で下に同じサインをする
上にサインが入っていなかったり、上下ともにすでに入ってしまっていたりすると
紛失時などに再発行の対象とならないので注意が必要らしい
また紛失時にはTCの通し番号が必要になるので、控えもなくしてはならない
TCは多くの店舗で使用可能で、おつりもでるらしいが
さらに一部銀行など(Baton Rouge では JP Morgan Chaseなど)で換金可能とのこと

トラベラーズチェックってよく耳にしていたが
恥ずかしながらどんなものかまったく実態は知らなかったので勉強になった
ちなみに昨日のTCのレートは ¥88.25/$ で手数料は2%
キャッシュのレートは ¥90.05/$ …ほとんど変わんないか
手数料が安いところを見つけるとよいのだと思うけれど
とにかく一仕事終えたのでいまはそれだけで満足なのだった 大人の階段のぼったぜ